久しぶりにひとりカラオケでテレサ・テンメドレー
(時の流れに〜愛人〜つぐない)を歌いたいなあと思いながら
もう1週間が過ぎてしまった。
いまは「リンダリンダ」が歌いたい、無性に。
ちょっと衝撃の出会いがありました。
寡聞のせいでお名前すら知らなかったのですが、作家の森村桂さん。
軽井沢でティールーム「アリスの丘」をご主人と運営されていて、
そこで自作のケーキを提供されていました。

桂さんのお菓子の本

私の求めるお菓子は、
(中略)
口に入った途端、粉の一粒一粒がパッととび散って、
ザクザクジンジンいうお菓子。
何ともいえない香ばしい香りと、
甘さが舌に残らないさわやかな後味、
それが私の願いです。
(「桂のマイケーキ」プロローグより)

斬新!

ファンシー!

ダイナミック!
名物の忘れんぼのバナナケーキをはじめ
苦味ばしった男のガトー・ショコラなど
ネーミングのセンスもすばらしく、
家出のケーキ、ママの後ろ手ケーキなんかは
どんなケーキなのか想像もつかない。。
そしてこたつでネコを抱いたまま焼けるケーキがあったり、
パイの材料には水の代わりに「雪 40g」とあったり、
メルヘン度数もかなり高め。
ケーキのたねを手でこねるというあたり
トマトを手で握りつぶす平野レミさんと近しいキャラクター
(雑で奔放 笑)なのかと思ったけれど、
桂さんのご主人の著書「桂よ。わが愛その死」によると
天真爛漫で童女のようなふるまいの裏には深い闇があって
晩年は精神を病んで自ら命を絶たれたとか…
私が桂さんを知るきっかけになった本「作家とお菓子」には
一旦閉店されたアリスの丘が現在は再開されていると記載があるので
いつか食べに行ってみたいなあ、ザクザクジンジンいう桂さんのケーキ。
きょうの1曲、後ろ手といえば…の名曲→☆

意図のわからない、クリップのディスプレイも衝撃!
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こちらの本とても面白そうですね!
お写真からして時代を感じますが、
ネーミングセンスもかなり独特で癖になりそうな感じがします。
謎のクリップも面白すぎました。
どんなことでも、決まった型にとらわれない発想ができる方には憧れます。
素敵な本の紹介ありがとうございました〜!
こんにちは!
衝撃の出会いに共感していただけてうれしいです◎
花を飾るならかすみ草、な80sのスタイリングも楽しめますし、
夢見がちで破天荒な森村桂さんの文章がすばらしいので
ぜひご覧になってみてくださいー。
お菓子があまりおいしそうじゃないところも魅力だと思ってます(笑)